くしゃみ と せき どっちがより深刻？
こんにちは！
哲学堂鍼灸院です。
ここ最近、だんだんと寒さが増してきて、
風邪を引いたりしていませんか？
風邪を引いたときに出る、
くしゃみ や せき は、身体の防御反応
なのですが、実は、
くしゃみ より せき の方が、風邪の症状が
進んだ状態を示しているのをご存知ですか
そもそも、風邪という病名はなく、
正式には、風邪症候群とよばれ、
鼻 や のど が、急性の炎症を起こした状態
を指します。
それで、何故、風邪を引くと、くしゃみ や せき
が出るかと言うと、
鼻 や のど は、息を吸う時に、
外界の空気を直接、吸い込むために、
空気中の 細菌 や ウイルス を空気と一緒に
身体の中に取り込んでしまいます
この時に、口や鼻・のど の、空気と触れる部分は
粘液を出して、細菌やウイルスを付着させ、
繊毛（せんもう）運動と呼ばれる、
口や鼻・のど の細胞の表面に生えている
細い毛の働きで、細菌やウイルスなどの異物を
外に出そうとしてくれます！
この繊毛運動と連動して起こるのが、
くしゃみ と せき というわけです
そして、
くしゃみ と せき の役割は、
異物を外に排出するだけではなく、
くしゃみ や せき をする際に、
全身の筋肉を収縮し、緊張させる力によって、
体温を上昇させて、
侵入してきた、細菌やウイルスと闘うための
代謝能力を活発にする働きがあるのです
ということは、
１．２回のくしゃみによる、異物の排出と体温の上昇
で、なんとかなる状態は風邪の初期段階で、
連続して何度も出る せき をして体温をより高くしないと
細菌やウイルスと戦えない状態は、
風邪の症状がより進行したことを示しているわけです
ちなみに風邪の９割は、のどや鼻がウイルスに感染
して起こると言われているので、
細菌を殺す際に飲む 抗生物質 は、
ウイルスには効かないので、注意して下さい
そして、
美容にもかかせない、ビタミンＣ は、
免疫力を高め、ウイルスによって炎症を起こした
のどや鼻の上皮や粘膜を再生するのに役立つ
ので、しっかりと補給して下さいね
風邪の予防に、全身の新陳代謝を活発にする、
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