なぜ目を使い過ぎるといろいろな症状が出てしまうの？！

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こんにちは。

哲学堂鍼灸院の井上です。

 

コロナの影響で、

リモートワークやリモート会議など多くのことを

パソコンやスマホなどのIT機器を使って行うのが

当たり前な世の中になりましたね。

 

そのために、

今まで以上に眼精疲労で悩む人が、

当院に治療にご来院下さることが増えています。

 

最近は当たり前のように、

目を使い過ぎると眼精疲労になると言われていますが、

 

そもそも、

目を使い過ぎるとは、

具体的には目のどこが疲労するのかご存知ですか？

これを理解するためには、

目で物を見る構造を知る必要があるので、

少し目の解剖学的知識をご紹介します。

 

目は外の風景を脳に映し出す働きをしているので、

カメラによく例えられます。

 

まずは、

カメラのレンズに当たる役割をしているのが『水晶体』で、

水晶体を保護しているのが一番上にある『角膜』です。

 

また、

水晶体と角膜の間には、

『虹彩』と呼ばれる明るさを調節する、

カメラでいう『絞り』の機能を担当するものがあります。

 

そして、

実際に外の風景や本やTV、パソコンを見る際に、

ピントを合わせるためには、

レンズである水晶体を引っ張って薄くしたり、

縮めて厚くしたりしなければなりません。

 

このような、

水晶体の暑さを変える働きをしているのが、

『毛様体筋』と呼ばれる筋肉なんです！

 

こうして、

毛様体筋の働きによって、

ピントが合った綺麗な映像が網膜に映し出され、

網膜の映像情報を視神経が脳に伝えることによって、

いろいろな物が見えるようになるわけです(´∀`)

 

このようなものを見る役割を担っている組織の中で、

目を使う時に一番疲れやすい場所はどこだと思いますか？

 

答えは、

物がちゃんと見えるように一瞬の間に、

レンズである水晶体の厚さを変化させて、

ピントを合わせ続けている『毛様体筋』です！

 

毛様体筋は、

常に見たい物にピントを合わせるために、

筋肉を収縮させたり伸展させたりし続けているので、

毛様体筋には大きな負担がかかります。

 

中でも、

パソコンやスマホ、TVのように、

ずっと同じ距離で長時間ピントを合わせるために

収縮し続けるのが一番ダメージが大きくなります(T-T)

 

何故なら、

筋肉は伸び縮みさせている分には、

同時に血管も伸び縮みして血行が促進されるので、

あまり疲労は溜まりません。

 

しかし、

ずっと収縮した状態だと、

血液の流れも悪くなり、

筋肉に疲労物質が溜まるので、

疲労が蓄積されてしまうんです(ﾉД`)

 

つまり、

パソコンやスマホなどは、

焦点を合わせる位置がずっと変わらなために、

 

毛様体筋の筋疲労が蓄積されてしまい、

極度の筋肉痛を起こしたような状態になってしまうために、

眼精疲労などが起こってしまうという訳です。

 

さらに、

毛様体筋を動かしているのは自律神経なので、

毛様体筋の疲労が蓄積されてしまうと、

自律神経が影響を受けて乱れてしまうために、

頭痛や耳鳴り、不眠症など様々な症状が引き起こされてしまいます(´Д` )

 

というわけで、

リモートワークで目が疲れやすい人は、

30分おきくらいには目を休める習慣をつけて、

目の疲労が蓄積されないように気をつけて下さいね(*´-`)

 

 

 

哲学堂鍼灸院

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